私の仕事レポート

代理店会議に出席しました。

今回は、私が入社1年目に経験した初めての海外出張の様子をお伝えしたいと思います。出張目的は、自分の担当するアジア・中南米地域の代理店会議に出席させていただくこと。この代理店会議とは、毎年、地域ごとに各国の代理店に集まってもらい、来期に向けての目標設定や新商品のオファーを行う重要な会議です。初めての代理店会議は、準備の段階から目が回るほどの忙しさでしたが、とても貴重な体験となりました。

出発時の空港にて。サンプルギター等、たくさんの荷物を持って移動します。ほとんどのサンプルは事前に会場へ出荷するのですが、出発間際に出来上がったサンプルは自ら持ち込むしかありません。そのためには、もちろん通関の手続きが必要です。手続きに思わぬ時間がかかり、会議に間に合わなかったギターもありました。出発時から会議の大変さを思い知らされました。

今回のアジア・中南米代理店会議の会場となったL.A.オフィス(星野楽器のグループオフィスの1つ)です。アーティストとの窓口になっているこのオフィスは、ギター制作のできるカスタムショップやサウンドルームも兼ね備えています。

会場となるオフィスのサウンドルームに入ると、山のようにサンプル商品が届いていました。

普段の業務の中で、これほど多くの商品を目にする機会はほとんどありません。特に私の所属する部署は、代理店との窓口となるのが主な仕事であり、商品を作る工場とのやり取りはマーチャンダイジング部が担っているためです。サンプルをこれほど多く用意するとは知らなかったため、会場に到着した際、その膨大な数にとにかく驚きました。

まだまだたくさんあります。これらのサンプル商品をすべてカートンから出し、会場に並べていきます。

新商品のストラップを運んでいるところ。ギターやドラムだけでなく、アクセサリーのサンプルもたくさんあります。

少しずつ会場らしくなっていきます。こうしてサンプルを陳列し、会場を作っていく作業には、一日半を費やしました。こういった準備には体力も必要なのです。

会議当日のキッチンにて。各国代理店からたくさんの人が集まってくるので、コーヒーやお菓子の準備もします。

会議直前の様子。準備は整っているか、最終確認中です。初めての会議に緊張しつつ、本番を迎えます。

ついに会議が始まりました。これは会議の核となるプレゼンの様子です。

プレゼンでは、サンプル商品を見せながら、お客様に分かりやすく伝えています。また実際に新商品となるギターやドラムを使って、プロの方にデモ演奏をしていただく場面もありました。プロの方の迫力ある演奏に、私も興奮してしまいました。

今回私は、プレゼンの様子を見て勉強する立場です。上司や先輩がプレゼンをする姿は、普段の仕事ではあまり見ることのできない姿です。来年に向けて、まだまだ努力が必要だと痛感しました。

全体会議のあとには、お客様と食事に出かけます。私にとって、お客様と顔を合わせるのはもちろん初めてです。

実際に会って話をすると、メールのやりとりや電話だけでは分からない、いろいろな面が見えてきます。 全体会議が終わると、代理店ごとに個別ミーティングがあります。来期に向けての具体的な目標を設定していくビジネスの場です。このようにして、各国の代理店との会議が、約2週間ものあいだ続きました。

初めて代理店会議に参加し、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。会議中、何度も自分の未熟さに落ち込みながらも、得たものはたくさんありました。
一番大きかったのは、いつもメールでやりとりをしているお客様と実際に顔を合わせることができたことでしょうか。相手の顔を思い浮かべながら仕事をするのと、全く分からないままやりとりするのとでは大きく違います。実際に顔を合わせた今では、これまでよりもお客様のことを考えながら、実感を持って仕事ができるようになりました。 また、楽器経験のほとんどない私にとって、たくさんのギターやドラムに実際に触れることができたのもとても貴重な体験でした。自分の扱っている商品をより身近に感じることができるようになりました。 そして、まだまだ新人の私にこのような貴重な機会を与えていただいたことで、もっと成長したいという気持ちがより一層強まりました。失敗もたくさんありますが、日々勉強し、会社とともに成長していきたいと思っています。 こんな場面もありました。

こんな場面もありました。

合間を縫って食事に出かけます。

お客様との談笑。

チューニング特訓中。ギター経験者ではありませんが、だんだんチューニングにも慣れてきました。

夕食会場からの夜景をバックに先輩と。