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広州星野楽器製造有限公司が稼動開始(2004/01/29)

2004年1月29日、ドラムの製造工場「広州星野楽器製造有限公司」が生産を開始しました(本稼動は2月下旬頃)。当星野楽器グループにとって初の海外自社工場であり、2002年に買収したオランダの楽器販売会社Serluiに続く6社目のグループ会社となります。

広州星野楽器製造有限公司(以下、広州星野)は、主に打楽器及び付属品の製造を行う工場です。コスト管理のための生産拠点の拡充というのが主目的ですが、今後発展が予想される販売市場としての中国への足掛かりとなればとの期待もあります。愛知県瀬戸市にある星野楽器製造株式会社での生産は、高価格帯の製品が中心となります。

竣工は2003年4月頃(右写真は鍬入れ式の様子)。その後2003年8月に、稼動に向けての準備のために日本から派遣された河本徹(広州星野では総経理を務める)に話を聞きました。 「外国で何もない状態から会社を設立するという作業は、当初の予想よりはるかに困難であり、日本では考えも付かないような問題が多々発生しました。しかし弊社では以前より台湾系工場と密接な関係を築いており、そこでの経験が生かされたように感じられます。」

工場での品質管理のために奮闘しているのが、宇津智史(2001年入社)です。「言語や文化、考え方の異なる中国で品質の重要さを伝えるのは大変です」と苦労も多いようですが、初めての部下となる現地スタッフと共に生産体制を軌道に乗せるため毎日忙しい日々を送っています。

今後の展望について河本徹総経理はこう語ります。「広州星野は単に安く物を作るための工場に留まることはないでしょう。年々購買能力の向上している中国消費市場においてTAMAブランドを定着させるための基盤となるかと思います。そのためにより良い商品を作るべく、全社員一丸となって力を尽くしております。」

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